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小児看護セミナーではどういった事が行われる?

看護師の中で人気の高い小児看護ですが、実際はクリニックとNICUの両極端ともいえる職場環境に分かれています。理由は「小児科特有の問題」です。仮に『日々の外来数が同じとして』、他の科では医師1名に看護師2名で対応できるのに対し、小児科では医師1人に看護師4人が必要、というデータもあります。
小児科の多くは地域クリニックです。日勤のみで夜勤はありませんが、最近では診療時間を早める例が少なくありません。特に感染症が蔓延する季節では、全国的に学校閉鎖や学級閉鎖が増加しています。日曜の当番医も小児科が一番需要があります。
小児看護セミナーの主眼は、まずはこうした「小児を持った家族の現状」を理解することから、始まります。小児特有の怪我、誤飲事故、原因不明の湿疹や高熱、食物アレルギー反応など、原因が即座に判明できないものも増えています。また、古くからある小児科医の「臨床技術の停滞」という問題もあり、老齢化した小児科医と看護師による「誤診」も少なくありません。
小児看護セミナーでは、救急外来の対応と小児救急のケースをまず理解します。救急外来は、集団感染などや怪我の状態を見極めた『トリアージ』を学びます。総合病院でも一定の時期になると、小児ばかりが外来するケースがあります。小児一人ひとりの状況を診て、医師にその診療順位や介助の仕方を変えていきます。

小児看護セミナーにおいて説明される投薬の説明の重要性

また、投薬の説明は非常に大切です。小児は自己伝達が完璧ではなく、家族も症状の本質を理解せずに外来することがほとんどです。診療前の受付での患者情報を医師に伝える、などチームワーク医療の徹底を学んでいくのです。
小児救急は成人救急と違い、ある程度の疾病領域や傷害領域が決まっています。ですが、最近は家庭内暴力や幼児虐待という問題が発生しています。単なる怪我とは明らかにことなる症状の場合は、同伴家族への対応も十分理解しておくことが必要です。
小児看護は救急救命やこども病院などの専門病棟経験のためにあるのではなく、むしろ小児救急のない病院でこそ、より必要なスキルです。小児と小児の家族は「急な病変や傷害」への対応を持ち合わせていません。1次救急から、2次救急、3次救急に至るまで、ある程度「病変が進んだ」状態で外来するケースがかなりあります。こうした患者と家族にわかりやすく説明すること、冷静に対応することなど、学ぶ事は非常に多いのです。

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