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清潔管理、入浴時のコツ

健康であれば、たぶん誰もが当たり前に行っている入浴。そしてほとんどの人が、それを心地よいものと思っている、と思われます。ところが、入院・及び介護ではこの入浴という行為が、非常な重労働となってきますよね。侮っていては事故につながることさえあるから、大変です。清潔と入浴について、考えてみましょう。
赤ちゃんは、お風呂に入れてもらいます。もちろん、自分で入ることができないからです。では、その入浴って、必要でしょうか。当然、必要ですね。なぜなら、赤ちゃんは新陳代謝が高く、汗っかきだからです。量は少なくても、何度もおしっこやウンチをすることでおむつの中は不潔です。不潔の状態が続くと、あせもやおむつかぶれを引き起こします。清拭は赤ちゃんのデリケートな肌には負担がかかるため、洗い流すのがベストなのです。では、入浴で石鹸を使用するのはどうでしょう。いろいろな考え方があるとは思いますが、皮膚の常在菌までいなくなるのは本末転倒、毎回使用する必要はないのではないかな、と考えます。
大人の場合、この清潔という本来の目的以外に、気持ちよさへの欲求の有無が加味されてきます。裸になることへの抵抗や、一時でも寒さを感じたくないという方、入浴という行為を面倒だと感じる方、反面、入浴時の心地よさや入浴後のさっぱり感を感じたいという方、様々です。清潔が保てれば、本来は入浴の必要はない、という考え方もあると思いますし、実際、汗っかきな赤ちゃんに比べて頻度は少なくてよいはずです。入浴嫌いの方には、こまめな清拭や下半身だけのシャワー、ドライシャンプーなど、入浴を好む方には、肩を温タオルで温めたり足湯をしてもらったりという工夫で、それぞれ入浴回数を減らすことができるかもしれません。しかし、赤ちゃんにほとんどなくて大人にあるのが、体臭です。こもった体臭は、看護者・介護者にとって不愉快なストレスとなりますから、そこは考慮しなくてはなりません。
家庭でのお年寄りを入浴は、滑らないようにすることがとても大切になってきます。本人の足元に気を付けるのはもちろんですが、介助者もバランスを崩さないよう足元に配慮しましょう。湯温や浴室・脱衣室の気温は、誰かの入浴後であれば、あえて意識する必要がなくなります。お子さんのいる家庭では、先にお子さんに入浴してもらい続けてお年寄りに入浴してもらうことが、危険も負担も減らせる工夫の一つかもしれません。

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