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看護師が転職する時期は2年目がピークである背景

転職エージェントと話をしますと、看護師一人ひとりの抱える「医療問題」が浮き彫りにされます。エージェントは個人情報を握っていますので、個別の名前や医療施設などは絶対に口外しないものですが、おおよそ九州地区、関西地区などと大学病院や中核病院の医療情報は、様々なルートから耳にするものですし、東京の医療法人の吸収合併や、東北、北海道の看護師不足の問題などは、それとなく「病院建設業者」でさえ口にするほどです。2年目が多いんです。コレ。
それほど看護師の転職が社会問題になっているのは、なぜでしょうか?そもそもここ数年で、全国に看護系大学がどんどん開校しています。現在では大学院も常設され、専門看護師と認定看護師という制度(国家資格ではありませんが)も設けられました。それだけ看護教育の厚みが必要とされているわけで、看護師自身も非常に高いスキルを維持するために、高い授業料を支払い、長い時間勉学と実践を重ねて来ているのです。
こうした看護師が初任者として入職し、2年、5年と経過するうちに希望の「職性」がはっきりしてくることが多くなります。看護研究を継続していきたい看護師、NICUで勤務したい看護師、クリティカルケアに関心のある看護師…または人間関係で疲労感の多い職場や看護師同士の派閥がある場合など、本来の看護業務とは無関係の範中で悩みが生じてきます。

2年目に集中している理由。

転職は初任者として入職してすぐに、というケースはそうそうありません。新卒の看護師には独特の緊張感もあり、特に大病院ではプリセプターが新人の応援に入ります。そのため、1年目は失敗しても大めに見てもらえる「環境」があり、新人看護師も日々成長していきます。ところが、プリセプターは1年で終了し、2年目は自分たちがその役割を負うことになる可能性が高くなります。つまり、ここで初めて看護部長やエルダー、先輩看護師、そして臨床と病棟など様々な人間関係の狭間で揉まれていくことになるわけなのです。
この2年目は、看護師にとって「否応なく」孤独感を味わうことになる、といわれています。もはや1年生ではなく、かといってベテランでもない。ただ、この期間でどれだけ自分を職場に適応させられるか。耐えることも非常に多くなります。この2年目を乗り切ってしまえば、一段落といえます。逆に、この2年目に自分が自分の看護師としての「特性」を見抜けた場合は、規模の違う病院や、人間関係やスキル向上への弊害など、さまざまな障害を避け、新しい道へ進むべきだと思います。

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